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もしも家を建てるなら・・・「用途地域」は? [まちの話題]

ご自宅を所有されている方なら、「用途地域」はご存知かと思います。
「良好な市外環境の形成や、都市における住居、商業、工業などの適正な配置による機能的な都市活動の確保を目的として、建築物の用途、容積率、建ぺい率、高さなどを規制・誘導する制度」と説明されます。
簡単に言えば、その土地にどんな種類の建物が建てられるかとか、どんな大きさ(高さ・広さ)の建物が建てられるかなどのきまりです。

こんな話題を書くのは、ちょっとだけ気になっていることが江別市内にあるからです。
といっても、民間事業者が行うことで、議会のチェックの対象外。いまのところ議会にかかる問題ではないので、とりあえず情報として知っておいていただきたいことなんです。

野幌の若葉町で、宅地造成が進んでいることが、ちょっとした話題になっています。
高齢化や人口減少が心配されるなか、新規の宅地造成は、現役世代の方たちの転入につながる明るい話題です。
174区画の宅地で、ちゃんと開発の許可の手続きもされ、工事が進められています。
今年の秋には造成が完了する予定のようです。

この場所について第一報が入ったときには、「用途地域は準工業地域だが、同組合は第一種低層住居専用地域に用途変更を江別市に申請する」との情報でしたので、都市計画審議会に出てくる案件になるんだろうなと思っていましたが、この間、それはありませんでした。
おそらく現在の「準工業地域」のままで販売されるのでしょう。

「準工業地域」だと、建ぺい率60%・容積率200%。この数字は他の用途地域でもよくあるのですが、大きく違う点は建築物の用途制限。
遊戯施設・風俗施設(個室月浴場等を除く)も、工場や倉庫等も建てることができ、用途地域の中でももっとも利用範囲が広い土地となります。
建てられないのは、危険性が大きいか又は著しく環境を悪化させる恐れがある工場。卸売市場、火葬場、と畜場、汚物処理場、ごみ焼却場等 となっています。

この場所は、宅地として販売すると明記されていますし、上記のようなものはそうあることではないので大丈夫だと思いますが、購入を検討される場合はしっかりとご自身で確認していただきたいと思います。
もしかすると、次の用途地域の見直しの時にでも用途地域の変更を想定しておられるのかもしれません。
だとすると、その際、居住されている方たちから異論が出ないかということも関係する場合がありますので、そのあたりのことも、ぜひ、販売者に確認してみてください。

今回販売される場所は以前、セラミック工場があった場所です。それで準工業地域として残っていたのだと思います。
周辺は住宅地で、多くの方が住まわれています。第二種中高層住居専用地域となっていますので、将来的にはそれに合わせることになるのかもしれません。

場所としては比較的便利な所だと思いますし、新しいまちが形成されるということで市も注目している場所です。
いずれにしても大事な買い物になりますので、気になる点はきちんとチェックされたうえで購入していただきたいな ♪ と思います。

ぜひ、よろしくお願いいたします。



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高橋

宮沢様

遅くなりましたが、コメントを拝見しました。
宮沢様がお書きになっているのですからご存知のことと思いますが、お申し出の件については市から指導が入っています。
いただいたコメントには、個人名が記載されていることから、ここで公表することはできないことをご理解ください。
市議会議員は公的な立場にあるので、インターネットで発信する内容には責任を持たねばなりません。
また、チェックする対象は行政ですので、この件の場合は市の福祉課となります。

宮沢様の意に沿わないと思いますが、お申し出のような対応はできないことを、お伝えさせていただきます。

by 高橋 (2018-04-09 15:48) 

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