７０年前のこと

今朝の北海道新聞に、「北海道綴方教育連盟事件」のことが出ていました。

特定秘密保護法案が国会で大きな問題になっている時だけに、この記事をしっかり読みました。

『北海道新聞』 2013.11.17 第33面より

実はちょうど「生活図画事件」の本を購入したところで、あまりの偶然に驚きました。

戦時下で、どんなことが行われたのか、よく知らなければならないと思います。
年配の方から、「このくらい、このくらい…と思っているうちに、とんでもないことになっていた」とお聞きしたことがあります。

ありのままを、率直に表現することが禁じられた時代。
濡れ衣を着せられ、逮捕され…
治安維持法で検挙されるということがどんなことか、知っておかねばならないことだと思います。

これらの事件は、教育の場で起きました。
これだけでなく、学校で教える内容も軍国主義一色になり、違うことを考えることは悪となりました。

それらの反省に立って、戦後、教育に政治が介入することのないようにと、自治体首長から独立して教育長が置かれるようになりました。

いま問題になっている特定秘密保護法。

そして中央教育審議会が教育委員会制度見直しの審議経過報告を出し、首長を教育長の上に位置付けたり、教育長を首長の任命制にしたりしようとする案が…

どんな企みがあるのか、しっかりと見極めなければなりません。