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発言の取消し・訂正  [議会の見かた]

昨日で江別市議会第一回定例会(3月議会)が終了しました。

議決結果は市議会のホームページに一覧が出ますので、そちらでご確認ください。

で、実は昨日の本会議で、ちょっとしたハプニングがありました。
ある議員の討論のなかで、明らかに間違いだという点があったんです。

こんな時、どうするか?

まず、単純な間違いなら、会議録調整の段階で、議長の権限で修正することができます。

単純な間違いではなく、明らかに議員が意図的に行なった発言であれば、公の場できちんと対応しなければなりません。

一つには、他の議員が議事進行に関する発言をし、事実確認をしたうえで必要な処理をすることができます。

それがなかった場合、発言の取消し・訂正ということが考えられます。

議会運営事典には「議会の会議において行った正規の発言を、議会の許可を得て取り消し、又は議長の許可を得て訂正することをいう」と書かれています。

議員の発言は、公的な議員としての立場で、公的な場で、公の行為として行なうことですから、法的・政治的に責任を持たなければなりません。みだりに取消し・訂正をすることは認められません。

でも、絶対的にダメとすると、議員が委縮してしまいかねないので、「発言した議員は、その会期中に限り、議会の許可を得て発言を取消し又は議長の許可を得て発言の訂正をすることができる。ただし、発言の訂正は、字句に限るものとし、発言の趣旨を変更することはできない。」と、議会の会議規則に定められています。
これは、本人がその間違いに気が付かなければそうなりませんので、周りにいる同じ会派の議員のサポートも必要でしょうね。

そもそも、本会議の場で間違うことのないよう、しっかりと準備しなければならないことは、いうまでもありません。

昨日の件は、いずれの対応もされなかったので、そのまま会議録に載ることになるのでしょうね。
これを他人事と思わず、私もしっかり勉強します!

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