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傍聴者の退室のタイミングと自由討議  [議会の見かた]

24日(水)には、総務文教常任委員会が開かれました。
来週、行なわれる臨時会に提出が予定されている議案について、説明を受けるだけの内容でした。

まだ議会に提出されていないことについて委員会で説明を受けるのは、江別市議会の独自のやり方です。
このことについてはこれまでブログで説明していませんでしたっけ?
していないようなら、近いうちに解説します。
[追記:確認したところ、2011年8月31日に書いていました]

ところで、今回の委員会の終わりで委員長から、「自由討議」のことについて口頭で説明がありました。

「自由討議」というのは、議会基本条例に盛り込まれたものなのですが、実際のところどんな風に運用するのかよく分かりませんでした。
前任期の議会運営委員会では基本的なことは確認されたようでしたが、細かな所のツメはされていませんでした。
ところが6月の定例会から、委員会でいきなり自由討議をするかどうか議案審査の際に諮られたので???でした。

うちの会派でこれまで議会運営委員を務めていた吉本議員も、基本的な確認はしたけれど具体的なことについてはこれからだと思っていたということでした。

そんなこともあり、現在の議会運営委員会で再確認し、委員会によって運用がバラバラにならないように統一させることを求めていたところです。

それを受け、先日、各常任委員会と総合計画特別委員会の正副委員長の会議が開かれ、運用について話し合ったようです。

口頭での報告でしたので、正確ではないかもしれませんが、
議案等の審査において、質疑が終了したのち、委員から自由討議の申し出があり、賛同者がいる場合に自由討議を行うということになったようです。

討議というからには、複数の委員がしようとしなければ成立しないでしょうから、当たり前といえば当たり前のことですが、これまでその確認もされていませんでした。

今回、その点の確認がされました。

「自由討議」と一口に言っても、それぞれの議会でやり方はいろいろあるようです。

前の任期で議会運営委員を務めた議員から聞いたところでは、
江別で想定しているのは、主に請願・陳情の審査において、その内容の細かな所で委員間に考え方の違いがあっても大事な所での共通理解を持てるように話し合ったり、表決の態度がバラバラにならないように意見交換したりするもののようです。
(表決が3つ以上に分かれると、いずれも過半数に達しない恐れがありますので、なるべく避けた方が良いのです)

これらのことは、これまでは委員会終了後、または説明員(≒行政職員)退室のための休憩の際に、委員間で話し合っていたもの(協議とか調整とか言ってます)です。

今後はこれを委員会開会中に行うので、委員会録にも残ることになります。


これまでの委員会運営では、
質疑が終わり職員が退室するとき、なんとなく傍聴者も退室していました。

もちろん、委員会が終わるまで残って傍聴していても良いのですが、その後、別の議案の審査が入っていたりすると、興味のないことにまでつき合せるのもどうか…という雰囲気もありました。

それでも、最後の最後まで傍聴される方もいましたので、休憩中であれば協議についても傍聴は可能でしたが、慣れた方でなければ分からないかもしれません。

今回の措置により、傍聴者にとっては、まだ傍聴していてもいいんだということが分かりやすくなるでしょう。

自由討議の本格的な運用は9月議会からになります。
うまく運用でき、市民にも分かりやすくなるようにがんばります!

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