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請願者の意見を聴く機会 [議会の見かた]

今日(4日)は午前10時から総務文教常任委員会が、
午後1時30分から生活福祉常任委員会が開かれ、
どちらの委員会でも請願の付託審査が行われました。

今回の委員会では、3月に議決した議会基本条例で定められてた請願者の意見を聴く機会の規定が活用され、両方の委員会で請願者が請願提出についての意見を述べました。
一般的に「意見陳述」と言われるものです。

総務文教常任委員会に審査が付託された請願は「すみやかに「江別市市民参加条例」を制定することについて」、
生活福祉常任委員会に審査が付託された請願は「国民健康保険税の引き下げを求めることについて」です。

私が担当している総務文教常任委員会が先に開かれましたので、こちらが初の意見陳述になりました。

請願者の意見陳述は、
議会基本条例の第3章 市民と議会の関係-(市民参加及び市民との連携)第5条の5項に
「議会は、請願及び陳情を市民による政策提言と位置付け、請願の審査においては、当該請願をした者の意見を聴く機会を設けるものとする。」と定めていることから行われるものです。

請願者の希望によってするかしないかは選ぶことができますし、陳述しないからといって、なんら不利益をこうむることはないと、条例制定の際に確認されています。

というのも、請願者によっては議会で発言することが重荷に感じる方もいらっしゃっるでしょうから、意見陳述を希望しないことも考えられます。
そのことで、熱心ではないなどと受け取ってはならないと決めたことです。

江別市議会での請願者による意見陳述は委員会開会中に行い、委員から陳述内容について基本的なことを確認することもできます。
請願の採択・不採択に影響を及ぼすことにもなりますし、委員会の記録にも残るので、議会の場に慣れていない方にとってはとても緊張する場面だと思います。

委員側も、議会への市民参加・市民との連携を目的に定められている制度であることをわきまえて対応することが求められるでしょう。


今日、意見陳述をされた方はどちらのかたも堂々と、請願した想いを述べておられましたし、委員からの質疑にも的確に答えておられました。

これまでにも江別市議会では、請願者・陳情者に参考人として来ていただき、ご意見をうかがった経験があります。
しかしこれは、議会側からの要請によるもので、議会が審査に必要と考えたときに行うものです。

この参考人制度は変わらずにありますが、今回決めたものは請願者の側が議会で発言したいという意思により行われるものなので、主体が請願者の側にあります。
議会基本条例を決める際の市民説明会の中では、請願だけでなく陳情者にも認めてほしいとの意見も出されていましたが、初めてのことなので、まず請願のみで行うと決められた経緯があります。

請願者による意見陳述が安定的に行なわれ、陳情にも広がるよう、しっかりと対応していきたいと思います。

また、国民健康保険税の引き下げを求める請願は、私と森好議員が紹介議員になりました。
請願の採択にむけて、力を尽くしたいと思います。

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高橋

たろう様、コメントをいただきありがとうございます。
先日は江藤様から同様に、ケムトレイルについてのコメントをいただいたところです。
ただ、ご紹介いただいたアドレスで検索してみましたが、いずれも現時点でコレという情報は得られませんでしたので、この欄への掲載は控えさせていただきました。
ケムトレイルについては、地方自治体での対応を超える問題ですが、今後も注意していきたいと思います。
by 高橋 (2013-09-07 00:34) 

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