“民衆の敵・・・世の中、おかしくないですか!?” が、思っていた以上におもしろくて [つぶやき]
この秋から始まったテレビドラマ「民衆の敵」。
これが思っていた以上におもしろくて、毎週、録画してみています。
(ブログの更新をずっとサボっていたのに、いきなりこんな話題ですみません。)
国会はテレビ中継されるので、割と一般的に知られていると思うんですが、地方議会(都道府県議会や市町村議会)は、身近な議会ですが目にする機会は少ないと思います。
そんなせいか、地方議会がテレビや映画の一場面に取り上げられても、すごくおかしな描き方をされることが多いようです。
今回のドラマもそんなことじゃないかな?とタカをくくっていましたが、思っていた以上におもしろいんです。
もちろん、おかしいな?と思うところはあります。
第1話では、選挙戦の真っ最中に、他の候補を自分の選挙カーに乗せて演説させるなんて人はいるかな?とか、
第2話では、市長が議員の座席を決めちゃうなんて、そんなことを許す議会があるのかな?とか、初議会までに委員会の担当が決まっていないなんて、議案の審査はどうするんだろう?とか、
第3話では、どうも委員会のシーンのようなんだけど、行政側の説明員と議員が同じ側に座っているなんてどんな設定なんだろう?
など、不思議な場面があります。
ただ、地方議会の運営ってそこそこで違うので、もしかしたら取材した議会ではこんなやり方をしているのかな?(それにしても不思議ですが)と、あえてこだわらないようにして見ています。
そんなことがありつつも、「ある、ある~」と思える場面がいっぱい。
しかも、おもしろおかしく表現しながら、議員として考えさせられるシーンがすごくたくさん盛り込まれています。
テレビドラマに仕立てるために、実際とは違う部分もあり、もう少しリアルに描いてほしいなと思うところもあります。
また、いまのところ議会以外のシーンが多くて、やっぱり議会のシーンになると間違った描き方をされちゃうのかな?なんて心配もありますが、、、
それにしても、かなりこれはおもしろいドラマだと思います。
カメラ目線でさらっと「働けば働くほど、貧乏になる職業な~んだ?」(小出未亜)なんてのも、くすっと笑えます。「貧乏」になるなんてことはないと思いますが・・・
ところで、第3話で市民から寄せられた相談。
・・・「民衆の敵」では「陳情」といわれていますが、議会で「陳情」というと、「請願」に準じて議会の議題になるものと受け取られてしまいます。私やその周りでは「市民からの相談」とか「生活相談」などと言っています。・・・
で、この相談は、地域の若者が誘拐犯として逮捕されたけれど冤罪(ここも?がつきますが)だということなのですが、その裏に、生活困窮の母子家庭の問題があります。
一緒に見ていたわが子から「こんな相談も受けるの?」と聞かれました。
このまんまの相談はいまのところはありませんが、このストーリーのなかのいくつかの要素は、リアルで相談をお受けしています。
ですから、「こういうときはこうする」とか「あそこのところはどうしたんだろう?」などと、考えながら視聴しています。
例えば、かのんちゃんのお母さん=裕子さんは、蒸発した夫が残していった借金の返済でいくつもの仕事を掛け持ちして働いても生活は困窮しています。
こんな時は、まず、この借金の整理をします。自己破産することも選択肢になります。
「蒸発した夫」との関係はどうなっているでしょうか?ここへの対応も気になるところです。
児童扶養手当は受けているでしょうか?
小学生のお子さんを夜、一人残してまでも働かなければならないような状態なら、むしろ生活保護で足りない分を補うことも考えられます。
ドラマの中では、かのんちゃんが児童養護施設に引き取られるのではないかと心配されていたようですが、こんな場合は自治体の相談員が事情を聴き取りながら慎重に対応します。江別市役所なら、子育て支援室の子育て支援課が対応しますし、問題によっては他の課とも連携して対応します。
これらのことは、地域の民生委員さんが情報をキャッチして対応している場合もありますし、議員の所に相談が持ち込まれれば、市役所に同行して一緒に問題解決のサポートをさせていただきます。
犯罪の容疑がかけられた青年への対応は、たぶん、弁護士さんに相談します。
そんなことをあれこれ考えながら、このテレビドラマを見ています。
そうそう、市議会議員に当選したとき、佐藤智子議員は夫さんのお母様から辞書をプレゼントされたようで、議会の資料を読むときに使っていますね。
実は私、議員になった時に、新しい辞書を買いました。
もともと辞書は好きなのですが、議員控室の机の引き出しに入れておけるように、コンパクトなサイズのものを買いました。
これは、議会の資料を読むときに使うことはほとんどなく、おもに自分で原稿を書くときに言葉遣いを間違えないようにと、使っています。
議会に出てくる資料には行政用語が多く、一般的な辞書には出ていないこともしばしば。
いまでこそ、パソコンを使うのが当たり前で、インターネットで調べることも容易ですので、当選した当時(1999年)と比べてその点では楽になりました。
これが思っていた以上におもしろくて、毎週、録画してみています。
(ブログの更新をずっとサボっていたのに、いきなりこんな話題ですみません。)
国会はテレビ中継されるので、割と一般的に知られていると思うんですが、地方議会(都道府県議会や市町村議会)は、身近な議会ですが目にする機会は少ないと思います。
そんなせいか、地方議会がテレビや映画の一場面に取り上げられても、すごくおかしな描き方をされることが多いようです。
今回のドラマもそんなことじゃないかな?とタカをくくっていましたが、思っていた以上におもしろいんです。
もちろん、おかしいな?と思うところはあります。
第1話では、選挙戦の真っ最中に、他の候補を自分の選挙カーに乗せて演説させるなんて人はいるかな?とか、
第2話では、市長が議員の座席を決めちゃうなんて、そんなことを許す議会があるのかな?とか、初議会までに委員会の担当が決まっていないなんて、議案の審査はどうするんだろう?とか、
第3話では、どうも委員会のシーンのようなんだけど、行政側の説明員と議員が同じ側に座っているなんてどんな設定なんだろう?
など、不思議な場面があります。
ただ、地方議会の運営ってそこそこで違うので、もしかしたら取材した議会ではこんなやり方をしているのかな?(それにしても不思議ですが)と、あえてこだわらないようにして見ています。
そんなことがありつつも、「ある、ある~」と思える場面がいっぱい。
しかも、おもしろおかしく表現しながら、議員として考えさせられるシーンがすごくたくさん盛り込まれています。
テレビドラマに仕立てるために、実際とは違う部分もあり、もう少しリアルに描いてほしいなと思うところもあります。
また、いまのところ議会以外のシーンが多くて、やっぱり議会のシーンになると間違った描き方をされちゃうのかな?なんて心配もありますが、、、
それにしても、かなりこれはおもしろいドラマだと思います。
カメラ目線でさらっと「働けば働くほど、貧乏になる職業な~んだ?」(小出未亜)なんてのも、くすっと笑えます。「貧乏」になるなんてことはないと思いますが・・・
ところで、第3話で市民から寄せられた相談。
・・・「民衆の敵」では「陳情」といわれていますが、議会で「陳情」というと、「請願」に準じて議会の議題になるものと受け取られてしまいます。私やその周りでは「市民からの相談」とか「生活相談」などと言っています。・・・
で、この相談は、地域の若者が誘拐犯として逮捕されたけれど冤罪(ここも?がつきますが)だということなのですが、その裏に、生活困窮の母子家庭の問題があります。
一緒に見ていたわが子から「こんな相談も受けるの?」と聞かれました。
このまんまの相談はいまのところはありませんが、このストーリーのなかのいくつかの要素は、リアルで相談をお受けしています。
ですから、「こういうときはこうする」とか「あそこのところはどうしたんだろう?」などと、考えながら視聴しています。
例えば、かのんちゃんのお母さん=裕子さんは、蒸発した夫が残していった借金の返済でいくつもの仕事を掛け持ちして働いても生活は困窮しています。
こんな時は、まず、この借金の整理をします。自己破産することも選択肢になります。
「蒸発した夫」との関係はどうなっているでしょうか?ここへの対応も気になるところです。
児童扶養手当は受けているでしょうか?
小学生のお子さんを夜、一人残してまでも働かなければならないような状態なら、むしろ生活保護で足りない分を補うことも考えられます。
ドラマの中では、かのんちゃんが児童養護施設に引き取られるのではないかと心配されていたようですが、こんな場合は自治体の相談員が事情を聴き取りながら慎重に対応します。江別市役所なら、子育て支援室の子育て支援課が対応しますし、問題によっては他の課とも連携して対応します。
これらのことは、地域の民生委員さんが情報をキャッチして対応している場合もありますし、議員の所に相談が持ち込まれれば、市役所に同行して一緒に問題解決のサポートをさせていただきます。
犯罪の容疑がかけられた青年への対応は、たぶん、弁護士さんに相談します。
そんなことをあれこれ考えながら、このテレビドラマを見ています。
そうそう、市議会議員に当選したとき、佐藤智子議員は夫さんのお母様から辞書をプレゼントされたようで、議会の資料を読むときに使っていますね。
実は私、議員になった時に、新しい辞書を買いました。
もともと辞書は好きなのですが、議員控室の机の引き出しに入れておけるように、コンパクトなサイズのものを買いました。
これは、議会の資料を読むときに使うことはほとんどなく、おもに自分で原稿を書くときに言葉遣いを間違えないようにと、使っています。
議会に出てくる資料には行政用語が多く、一般的な辞書には出ていないこともしばしば。
いまでこそ、パソコンを使うのが当たり前で、インターネットで調べることも容易ですので、当選した当時(1999年)と比べてその点では楽になりました。
2017-11-13 02:03
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