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少数意見の留保  [議会の見かた]

明日は総務文教常任委員会が開かれ、「非核平和都市宣言を行うことを求める」請願と陳情の審査を行います。
これと同様の陳情や請願が、過去に不採択や審議未了となっているので、そのことも踏まえながら、いまの情勢も加味してしっかりと審査したいと思います。
PB010930.JPG
ということで、昭和57年当時の会議録を見ていたら、「少数意見の留保」という手法が出てきました。
先輩議員から聞いてはいましたが、会議録で確認するのは初めてです。
私が議員になってからは、このような手法をとったことがなく、未経験です。

以下、その時の会議録の概略をご紹介します。

〇議長(森田正夫君) これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
           (「なし」の声あり)
  質疑なしと認めます。
  以上をもって総務文教常任委員長報告を終結いたします。
  次に、請願第3号及び陳情第12号に対する少数意見者の報告を求めます。
〇小川公人君 それでは先般12月の15日、総務文教委員会において留保いたしました少数意見を次のとおり朗読をして、報告に代えたいと思います。・・・(省略)・・・
  一応こういうことの文案ですが、提出者は私小川ですが、三上議員の賛同を得、少数意見を留保いたします。以上です。
〇議長(森田正夫君) これより少数意見者の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
           (「なし」の声あり)
  質疑なしと認めます。
  以上をもって少数意見者の報告を終結いたします。
  ・・・
  次に請願第3号・・・及び陳情第12号・・・についてに対する一括討論に入ります。討論ありませんか
 (委員長報告に反対の立場の議員から、賛否交互に討論)
〇議長(森田正夫君) ほかに討論ありませんか。
           (「なし」の声あり)
  これをもって討論を終結いたします。
  これより請願第3号及び陳情第12号を起立により採決いたします。
  請願第3号及び陳情第12号は、委員長報告のとおり不採択にすることに賛成の諸君の起立を求めます。
           (賛成者起立)
  起立多数であります。
  よってそのように決しました。

ちなみに、ここに出てくる「小川公人君」というのは、議員時代の小川元市長です。

議会の「ワザ」、勉強になりました。

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