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議会運営委員会の先進地調査-議会報告会について [議会の見かた]

前の投稿から、少し日にちが経ちすぎましたね。反省<(_ _)>

さて、調査の内容について、「これは!」と思ったことについてご報告します。

議会運営委員会の調査は二班に分かれて行いました。
私はB班で、静岡県島田市、湖西市、愛知県知多市を回ってきました。

今回の調査の主な目的は「議会報告会」。
江別市議会の議会基本条例に、
「第5条 議会は、市民に対し、積極的にその有している情報を公開し、説明責任を十分に果たさなければならない。」
と定め、その第4項で
「4 議会は、議員と市民が市政全般にわたり、情報及び意見を交換する場を多様に設けるとともに、政策提案の拡大に努めるものとする。」
としていることから、その方法を議会運営委員会で検討しているところです。
その参考にさせていただこうと、調査に行った次第です。

視察させていただいた議会それぞれに、実施方法は少しずつ違いがありました。
一つの会場で一回のみ行っているところもあれば、地域ごとに開催しているところ、時間帯や曜日をいろいろに設定するなど、それぞれの地域の事情や取り組みの経過、実施目的などにより、開催方法に違いがありました。

また、参加された市民からの意見で、行政懇談会との区別をしてほしいという意見がでているところもありました。議決結果を中心に報告すると、「行政と同じじゃないか!?」と見られてしまいがちだと、他のところの議員さんからも聞いたことがあります。
一方で、参加者から行政運営に関わる質問が出されていて、それに対してできる範囲で回答されているところもありました。

共通しているのは、準備から当日の運営、結果のまとめまで、ほとんど議員の手で行われているということです。
当たり前のことと思われるかも知れませんが、政治姿勢の違う議員さんもいる中で、まとまって仕事をするのは苦労も多いと思います。

驚いたのは、知多市では、議会報告会は「議会」としてではなく、全議員による「議員活動」として行っていると説明されたことです。
その議会では、「報告会は議長が主宰することとし、その開催に当たり実行委員会を組織する」としており、報告会は議員全員が出席すると、開催要領に定めています。
「議会」としてではないので、万が一、何かあっても公務災害の対象にはならないということでした。
考えたこともなかったので驚きました。
あらためて、江別市で実施する際は、その位置づけの確認が必要だと思いました。


ところで、「議会報告会」という形で行なうと、どうしても決定事項の報告になるので「面白くない!」と市民から言われると、あちこちで聞きます。
江別市議会では、議会基本条例に「情報及び意見を交換する場」としていますので、「議会報告会」という形式を取らないかもしれません。
どんな形が市民のみなさんが求めていることと一致するのか、これから具体的に検討していくことになります。
ご要望がありましたら、私の所でも、他の議員さんでも、お気軽に声をかけてください。

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