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一般質問:公共施設のバリアフリー化について [福祉・くらしの話題]

12月議会で行なった一般質問なのに、なかなか記事が進みません(汗)

大きなくくりでの2件目の質問は「障がいがあっても住みやすいまちにづくり」がテーマです。

議会では、一般質問だけでなく、常任委員会や予算・決算審査など、いろんな場面で行政の取り組み姿勢を正すことができ、バリアフリーについても取り上げたことはありました。

ただ、正直な所、バリアフリー化についてはまだまだだな…と思うことが少なくありません。
当然のことながら、街中で取り組まなければならないことではありますが、先ず最低限、公共施設はバリアフリー化されなければならないと思います。
バリアフリーの取り組みが進むと、障がい者だけなく、高齢者や小さなお子さん、ベビーカーを使っておられる親御さん、キャリーケースを使っている旅行者などなど、いろんな人に便利になるんですから、当たり前のことになってほしいなと思います。
さらに災害時には、日頃からの整備状況によって避難者の生活の質が違ってきます。

気になっていることのひとつ。バリアフリー化が注目された後、次には「ユニバーサルデザイン」が注目されるようになりました。議会で取り上げられたこともあります。
もちろん、ユニバーサルデザインの思想は素晴らしいもので、あらゆる場面で活かされると良いと考えます。
ただ、基準が明確にされているバリアフリー化がおろそかになりはしないか、過去に建てられた施設のバリアフリー化の改修が忘れられてはいないか?ということが気になります。
バリアフリーについては、スロープの傾斜角度やすり付け部分の具合、広さや色合い(輝度比)など、わかりやすい基準があります。もちろん、それ以上の配慮がされればなおのこと良いのですが、理解の乏しい担当者にとっては、まず明確な指標があると理解を進める足掛かりにもなります。
ですから、行政に関わる方には「バリアフリー」についてしっかりと押さえておいていただきたいと思います。

もう一つ気になっていることは、常に配慮を持って公共施設の利用者が不便を感じていないかチェックする目があるのか?ということです。
もしも障がい者の利用が少ないのなら、使えずにいる障がい者がいるのではないか?との発想を持つことで、仕事の仕方が違ってくると思います。
指定管理者が管理・運営する公共施設が増える中で、現場を知らない市職員が増えてきています。
市の職員が、直接、見る機会が確保されなければならないと思います。

そんなことを考えながら、公共施設のバリアフリー化について質問しました。

もちろんこれまでも、市ではバリアフリー化の取り組みはしていますが、もっと障がいをお持ちの当事者から学んで、配慮の行き届いた整備が必要だと感じるところは何か所もあります。
路盤材と同系色の点字ブロック(視覚障がい者誘導用ブロック)では、弱視の方には不便です。
こんなスロープで、車椅子を操作しきれるのかな?と思う所もあります。

答弁は、「施設の点検を進める中で、対応できる部分についてはすみやかに改善」「大規模な改修が必要な所については、今後の整備計画の中で、福祉や建築などの関係部署と連携を図りながら、バリアフリー化を進め」たいとのことです。

大事なことは市民の目だと思います。
気が付いたことがあればぜひ、ご連絡ください。

今回、質問するきっかけをつくってくださったのは、昨年10月の「パラ・スポin Ebetu」です。
ほんの短時間でしたが、見学させていただき参加者からお話も伺え、とても良い勉強をさせていただきました。
普段、見逃しがちなことを丁寧に見ていく。
私自身も、さらに気をつけて、江別市を、誰もが住みやすいまちにしていくよう頑張りたいと思います。


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